鈴鹿山脈分割縦走(油日岳から谷山まで)全10回(03/23-05/23)

第10回

~~鈴鹿山脈分割縦走10回目(ラスト)~~
五僧峠から谷山まで

山行日:令和5年6月6日(火)   曇り時々小雨
参加者:会員(男性5名、女性14名)サポート隊:参加者19名の送迎のご協力(会員5名)


コース:五僧峠(6:45)→図根点P656m(7:05)→P695m(8:00)→P724m(8:30)→P748m(8:50)→P746m(9:10)→P736(10:10)→(10:35)P872m(10:45)→(11:20)谷山・992.7m(12:00)→7合目・ママコ穴(12:35)→(13:30)4合目(13:40)→2合目(14:25)→1合目(14:45)→駐車地(15:20)  所要時間(8時間35分) 歩行距離(12.8km)

 

 

 5/30ラスト縦走日の予定で気持ちが高ぶる中、準備をしていたところ天候不順で中止せざるを得なかった。とっても残念!!でも、すぐに気持ちを切り替えて次の火曜日用に登山計画書(2名不参加、1名参加に変更)を作成して備えるが今年の東海地方の梅雨入りが5月29日と発表があり、ラスト縦走に雨が邪魔しにくる。前日の天気情報と睨めっこ。岐阜方面は「曇りで夕方から雨」雨が降りだすまでに「谷山」まで登頂すれば後は下山のみで少しの雨は覚悟の上で決行とした。

 就寝前に空を見上げたら少しだけど星を確認でき、明日の天気に期待をして眠りにつく。

 当日は6時に藤原簡易パーキングに参加者とサポート隊の皆さんの全員が集合。
サポート隊の皆さんの車に参加者全員が乗せて貰い出発点の五僧峠まで移動し参加者が出発するのを見送って貰った。「行ってきま~す!」「行ってらっしゃ~い!」「送ってもらってありがとうございま~す!」「気をつけて~」と言葉が飛び交う。

 地図を見ても谷山までの県境稜線はピークがいくつもあり長い事は確認できる。そんなことから「長尾」と名付けられたのであろうと想像が出来る。覚悟の上のラスト縦走です。

最初から急な登りで戸惑うが尾根に取付けば安定して歩くことが出来図根点のある656m着。この辺りは広い尾根なのでコンパスと地図が必要で方向を定めて下るとはっきりとした尾根が目の前に現れる。5分程歩くと激下りがある。ロープも設置されており気を付けて通過し鞍部に立つ。アップダウンの繰り返しではあるが時には岩と木の混在した間を歩いたり、岩魂の間をよじ登ったりと緊張感で脳を刺激する。そして激登りをするとそこは695mのピークとなりここでひと息入れる。
その後はフラットなところが所々あり、景色は何もないが皆さんの会話は弾む。748m位のピークに出たらそこが三差路になっていて要注意。コンパスと地図の出番。南東に延びる尾根は多分時山の方に行くのかなぁ。自分達は北東方向にあるP746mを目指す。20分程で746m地点を左折。
872mのピークの前に激登りがあるのでそれが済んでから大休止をする予定だったのでチョット頑張りました。そのピークは景色も良くソノドと幾里山を望みながら、行動食を頬張る。

 やはり行動食は元気にしてくれる。谷山までの急な登りが3回程あるがこれで対応できそう!
最後の小登りをクリアすると目的の山「谷山」着(11:20)。三角点にタッチして皆で鈴鹿山脈分割縦走の達成に喜びを分かち合う。南端の油日岳から毎回北上を基本に北端の谷山に立った。凄く感慨深いものがあり胸が熱くなる。一歩一歩県境稜線上を確かに自分の脚で歩いた証で、自分の身体を褒めてあげたい!
横断幕と当山岳会の会旗を囲み、参加者の皆さんの取って置きの素晴らしい笑顔の記念写真を撮影。その余韻の中少し西に移動して、大きな霊仙山を見ながらゆっくりとランチタイムにした。

 下山は柏原登山口目指し歩き始める。7合目の「ママコ穴」に立ち寄る。良く整備された登山道を心地よく歩き、コンテナの避難小屋がある4合目で小休止する。
広々した箇所の2合目には大杉が2本仲良く並び立ち登山者を見守っているかの様だ。
この後は県境から外れ沢(大谷)沿い道を右岸、左岸と歩き1合目着。そこからは林道を35分歩き駐車地着。その駐車地には5人の皆さんの愛のこもったサプライズがあり、ビッリ!!!
お祝いの旗を振って迎えて貰ったり、お餅、おまんじゅう、シャンパン、ノンアルコールのビール、カルピス等の心温まるお迎えをして頂きました。迎えに来ていただくことだけでも有り難いのに・・・感謝!感謝!です。「凄いことしている皆さんを密かに応援していて、最後にこんな形で一緒に感動させて貰えて、本当にハッピーな一日になりました!」とサポート隊の女性2人のお言葉でした。

 落ち着いたところで藤原簡易パーキングまで参加者を送って頂き、本当に有難うございました。

皆さん今夜はゆっくり休みましょうね。              (K.Y記)

第9回

~~鈴鹿山脈分割縦走~~
鞍掛峠から五僧峠まで
山行日:令和5年5月23日(火)   曇りのち晴れ
参加者:会員(男性4名、女性15名)
コース:
鞍掛峠駐車場(7:00)→鞍掛峠(7:20)→焼尾岳分岐(7:35)→(8:35)三国岳最高点(8:45)→三国岳(8:55)→三国岳三等三角点(9:20)→(10:10)ダイラの頭(10:40)→(12:05)東ヨコネ(12:15)→北ヨコネ(12:50)→五僧峠(13:40)
 所要時間(6時間40分)歩行距離(7.4km)

  分割縦走もついに今回で9回目となる。2~3日前の天気予報では雨。良いお天気に変わることを念じ前日のNHKテレビ19時の天気予報を見ると、何と「午前曇り、午後晴れ」との事。「ヤッター!」悩んでいる参加の皆さんに明日の山行決行のお知らせをする。
  当日は、置車をお世話になる5名の方は、藤原簡易パーキングに6:00集合し、五僧峠に向かう。そこに置車(4台)をして、1名の車に4名が便乗して、本日の出発点の鞍掛峠駐車場に行く。その他の14名の皆さんは、藤原簡易パーキングに6:30集合し、3台の車に乗り合わせて鞍掛峠駐車場に行く。全員が揃い曇り空の中出発する。
 鞍掛峠から焼尾山分岐までの登山道は、中電の工事中の為、仮につけられた登山道を利用。焼尾山へは分岐のところで通行止め。それではと三国岳最高点(911m)を目指す。霧の中だったので景色は何も見る事は出来ない。唯一、登山道横の自然林の中に、燃えるようなオレンジ色の山ツツジがあり、私達の目と心を楽しませてくれる。時には固い蕾、時にはビッシリと満開の花、花がヒラヒラ地面に落ち、まるでジュウタンの如くで「きれいやな!」「素晴らしいわ!」の連続。
 三国岳最高点のケルンの前で記念写真を撮る。雨がほんの少し降ってきたので、雨具を着用して三国岳に進む。三角点分岐から初めての方もいるのでヤセ尾根に気を付けて登り、三国岳三角点にタッチする。このころからガスも無くなり、太陽がのぞき明るくなってきた。
  朝食が早いので、ダイラでランチタイムにした。太陽の力で皆さんの声が明るい。
この後、東ヨコネまでは馬酔木の枝や倒木が邪魔して苦戦の連続。やっとのことで東ヨコネに出た。
 思わず大きく深呼吸をする。ここまで複雑な尾根道なのでコンパスと地図で確認していたが、この後は大丈夫かなと思ったのが大間違い、東ヨコネからの下りを途中から間違えてしまった。少し戻り修正する。最後まで気を緩めてはいけないと反省をする。
 4台の愛車が待つ五僧峠に全員が着地する。お疲れ様でした~
9回目の縦走が無事に終了した事にヒシヒシと喜びを感じる。

 

ラスト10回目縦走日が「良いお天気に恵まれます様に!」          (K.Y記)

第8回

~~鈴鹿山脈分割縦走 8回目~~
藤原山荘から鞍掛峠までの県境稜線
山行日:令和5年5月16日(火) 快晴
参加者:17名 (男性4名、女性13名)
ゴールの鞍掛峠に置き車し、大貝戸登山口から登山開始。
大貝戸登山口6:55~4合目~8合目~藤原山荘⒐:14~天狗岩⒐:50~頭陀ケ平10:24~11:00昼食~白瀬峠11:15~冷川岳11:25~カタクリ峠12:00~鈴北岳13:00~鞍掛峠13:59~鞍掛峠登山口14:25    歩行距離12,1㎞ ・ 活動時間 7時間30分

前々日までの雨とは打って変わっての快晴に恵まれて、8回目の縦走日。
いきなりの登山開始なのでゆっくり、ゆっくり歩き始める。登山道は水分を含んで、さぞやぐちゃぐちゃかと思いきや、流れた跡は有ったものの水はけがよく、藤原山荘まで快適に歩けた。2時間余りで藤原山荘着、先週歩いてきた頂上辺りを見る気分の良いこと。
山荘の裏手から縦走開始である。そこはカルスト台地で今まで地味な大貝戸からの道に比べて、広くて歩き易いスキップしたくなる様な快適な始まりであった。
天狗岩に立ち寄り、頭陀ケ平で10:30になったので昼食タイムにする。暑くなってきたので陰に入り思い思いの場所でランチタイム。昼食後、歩き始めて「ここまで先週に比べて花がないなあ」っと言い始めた頃にシロヤシオのトンネルが始まって私達を喜ばせてくれた。両側に、時々は真っ赤なヤマツツジもアクセントに「綺麗やなあ、疲れも吹っ飛ぶね」ッと歓声しきり。きょうの縦走路が険しい崖がないこともありルンルン気分である。
カタクリ峠目前では、尾根が広く気楽に歩き過ぎてリーダーが直して下さる。
峠を出発するときに、誰かの足元にいたリスが飛び出てビックリ!!。鈴北岳に向かう縦走路に入る時は、急登を行くのではなく、少し迂回してでも歩き易い取りつきまで移動して登り始める。P1148を過ぎた辺りからは視界は広く御池岳、鈴北岳が広がっていた。鈴北岳は暑いので、手前の陰のある広場で最後のゆっくり補水タイム。その時Оさんが「私、蛭に献血していたわ」ッと言われる。「ええッ!、蛭がいるの?」っとビックリ。雨の後ではあるが、登山道がカラッとしているので蛭はいないだろうと思っていたが、実はいたんだ。鈴北岳からは小一時間で鞍掛峠に着く。来週向かう正面の斜面で大工事をされていたので、リーダーが少し登って確認に行ってくださる。三国岳に向かう登山道は確保されているようだった。ゴールの鞍掛峠登山口には14:25着 予定通りのゴールに大満足、ありがとうございました。残すところあと2回、ワクワクしてくる。どうかいいお天気に恵まれます様に。

今朝の集合時ハプニング発生、いつも楽しみに参加されているTさんが体調不良のためお休みとの事と、2名が集合に遅くなると連絡が入る。リーダーが難しいパズルのように組んであった配車が乱れてきたがさすが!何とか修復し、到着を待って17名のパーテイが出発出来た。早朝の出発、遠方からの集合など大変ではあるが用意は周到に、時間には余裕をもってあと2回、気を緩めることなく参加したいと思います。
きょうの花:シロヤシオ、ヤマツツジ、ウラシマソウ、スミレ、カンアオイ、イワカガミ、エビネ、マムシソウ、他
出合った動物:鹿、蛙、蛇、リス、キツツキのドラミングも聞こえていた。 (F・N記)

第7回

~~鈴鹿山脈分割縦走7回目~~
石榑峠から藤原山荘まで
山行日:令和5年5月9日(火)晴
参加者:会員18名(男性4名、女性14名)
コース:石榑峠(7:10)→重ね岩(7:50~8:00)→竜ヶ岳(8:25~8:35)→治田峠分岐(8:50)→静ケ岳分岐(9:20)→銚子岳分岐(9:55)→銚子岳(10:02~10:14)→分岐に戻る→昼食(10:30~11:00)→治田峠(11:20))→迷い尾根分岐(11:42)→多志田山(12:15~12:30)→藤原岳(13:10~13:20)→藤原山荘(13:35~13:45)→藤原岳登山口(15:40)

所要時間(8時間30分)歩行距離(12.3km)

 今日も良い天気に恵まれた。
 菰野庁舎河川敷南駐車場に1班、大貝戸駐車場~石榑峠組は6時集合。2班、直接石榑峠組6時30分集合と時間差で集合し、今日の登山開始場所石榑峠で待ち合わせる。ほとんど同時刻に両班石榑峠に到着。石榑峠には立派なバイオのトイレが建てられていた(使用料1回100円)
 今日のコースは距離が長いので、いつも以上に頑張って行こうと気を引き締める。 まず石榑峠から竜ヶ岳を目指す。途中重ね岩で衣服調整と水分補給。シロヤシオが満開で景色も素晴らしい。竜ヶ岳の羊の群れを期待しつつ頂上に到着。頂上のシロヤシオはまだ蕾だった!
 治田峠分岐を左折する。静ケ岳分岐(静ケ岳には行かず)を過ぎ、なだらかな道を進んだ後、鞍部まで下り銚子岳分岐まで登るこの間、生い茂った木々の緑がとても綺麗で感動。分岐から銚子岳に寄り道。ヤマツツジが満開を迎えて鮮やかな朱色の花を咲かせていた。
 治田峠までの途中で昼食を取る。昼食時間は30分と少し短めで次に向う。小さなアップダウンを進め治田峠に着いた。三重県側は青川を挟み孫太尾根と遠足尾根が大きく広がっている。迷い尾根分岐を右に折れアップダウンの繰り返しで多志田山着。休憩を取る。
 今日の最難関、多志田山から藤原岳へ。まず少し下りそこから急な登りをもくもくと進み頂上手前に出た。そこは岩がゴロゴロしてその間を登る。岩に掴り振り向くと爽快な景色と緊張感で疲れが吹っ飛んだ。藤原岳展望丘に着きホッと一息。そして藤原山荘に到着。
 大貝戸コースを2時間かけて下山。今回も木々の緑、満開のシロヤシオ、ヤマツツジ、そして足元には可憐な花たちが私たちを楽しませてくれた。
 次回8回目縦走日も「良いお天気に恵まれます様に!」          (N.N記)

第6回

~~鈴鹿山脈分割縦走 6回目~~ 
  ハト峰峠~石榑峠まで
山行日:令和5年5月2日(火)
参加者;18名 (男性4名、女性14名)
ゴールの石榑峠に置き車し、朝明駐車場から出発。
コース:朝明7:15~林道~ハト峰登山口~ハト峰峠8:20~P908~猫岳⒐:20~釈迦ケ岳10:00~南峠⒑:50~ランチタイム10:55~11:25~仙香池~仙香山11:35~中峠~八風峠11:25~三池岳12:⒑~最高点~P946~P792~石榑峠14:⒑朝明への回収車と集合地の菰野庁舎へ向かう車に分かれて解散。

 先週の予定が、悪天候のため一週間延びての6回目となった。
当日は風が強く吹くという予報通り、稜線に上がるとパーカーが外せないほど強風だった。
太陽は優しく、稜線歩きは順調に進みゴールデンウイークとあって、行き交う若者のグループとも元気にあいさつを交わす。
 今日のコースは、鈴鹿山脈の中心地帯をちょくちょく歩いているコースで、しかも、細尾根も少なく安定した登山道の為か、周りの山々を楽しみながら歩けた。
今年は花の見ごろが早い。シロヤシオは、例年は緑の葉の間から白い花が咲くんだけど、今年は葉が出る前に白い花が咲き、全体が真っ白になっている。
 釈迦ケ岳を過ぎてからは、岩ケ峰の分岐、大平尾根の分岐、段木尾根の分岐等各分岐ではリーダーから確認の声掛けもして頂き復習もできた。
風が強く、少しでも風通りの少ない所で立休憩をとる。南峠を過ぎた辺りで、風通りが少ない場所に出たので、早いランチタイムにする、半時間のホッコリタイム。
八風峠では、今までの無事を感謝し「これからの縦走も無事に歩けます様に」と皆さんでお参りをする。三池岳を過ぎるとシャクナゲの歓迎を受ける。「綺麗、きれい、初めてで嬉しい」の歓声しきり。大きくて濃い花は、私達を十分癒してくれた。
 シャクナゲが途切れてからは石榑まで頑張って歩けばいいと思っていたが甘かった!!。
リ―ダ―が前に出てきてくださる、何かと思えばザラザラの下降が始まった・・・。
場所はP768の直前当たりで急降下、砂地のザラザラで今日初めての危険地帯だった。
縦走は3回目なのにすっかり忘れていた。リーダーはちゃんと覚えていて、さりげなくサポートに回って下さる。石榑峠が近づいてくると、2番目に歩いていたTさんが「今日も楽しかった~」っと言われて嬉しくなり、本当は少々疲れていたんだけど、「本当!シャクナゲも綺麗で楽しかったね~」っと返す。
6回目の縦走を終えて、「行動食は自分の分だけ」が定着してランチタイムや小休憩の時にウロウロすることなくゆっくり食事が摂れて休憩も出来て、いいことだと実感している。
 きょうの花:シロヤシオ、ミツバツツジ、ヤマツツジ、イワカガミ(咲始め)、キランソウ、スミレ、オオカメノキ、ハルリンドウ(少し)他。         F・N記

第5回

~~鈴鹿山脈分割縦走5回目~~
武平峠からハト峰峠まで
山行日:令和5年4月18日(火)晴れのち曇り
参加者:会員18名(男性4名、女性14名)
コース:武平峠P(7:15発)→武平峠(7:30)→御在所岳(8:45)→国見峠(9:00)→石門→国見岳(9:30)→青岳(9:50)→根の平峠(10:45~11:15)→水晶岳(11:40)→中峠(12:05)→金山(12:25)→ハト峰峠(13:00~15)→登山口(13:50)→朝明駐車地(14:15)    
所要時間(7時間)歩行距離(10.4km)

 鈴鹿山脈縦走も中盤に差し掛かり5回目となった。皆さん疲れる様子もなく益々元気。
今日はどんな楽しい山行きになるのかと期待を膨らませ6時30分菰野町庁舎河川敷駐車場に集合。5台の車が下山場所である朝明駐車場に向かい4台置車。残り1台の車に便乗し武平峠駐車場に向かう。他の人は3台の車に乗り合わせて直接武平峠駐車場へ向かう。
 置車組が到着するまで武平峠駐車場で待っている時、うぐいすの鳴き声を聞いた。近くの木の枝に止まっていた。体を震わせて鳴いている様子を見て感激!
 さあ登山開始。スカイライン道路脇を少し歩きトンネルの手前から登山道に入り武平峠へ。ここから御在所岳まで大きな岩やゴツゴツした石の傾斜の厳しい登山道を登る。今日一番の危険な箇所であるが、景色は素晴らしい。
 武平峠から登ると山の西側に建屋が見える。その建屋、御嶽大権現に寄りお参りをして休憩を取る。長者池を通り、御在所岳頂上に到着。スキー場跡を通り抜け再び登山道に入る。
 国見岳までの途中、石門に寄り大きな石の上からの眺めを楽しむ。国見岳、青岳、この辺りは赤ヤシオの群生地で、至る所に綺麗に咲いていて感動した。満開はもう少し先のよう。
 広々とした根の平峠で昼食を取り、県境稜線から少し外れて水晶岳に寄り道し、中峠、金山、独特のザラザラした登山道を滑らないように注意してハト峰峠に到着。休憩を取り朝明駐車場へ下山。
 前回同様、様々な花が私たちを楽しませてくれた。「わー綺麗」と言う言葉を何回も聞いた。赤ヤシオ、ミツバツツジ、アセビ、春リンドウ、バイカオウレン、ショウジョウバカマ、スミレ等、自然に感謝。

 次回6回目縦走日も「良いお天気に恵まれます様に!」          (N.N記)

第4回

~~鈴鹿山脈分割縦走 4回目~~
   小岐須峠から武平峠まで
山行日:令和5年4月11日(火) 晴れ
参加者:16名 (男性3名、女性13名)
ゴールの武平峠に置車し、1時間近く掛けてスタート地の小岐須奥の大石橋駐車場まで移動。
コース:宮指路岳登山口6:45~小岐須峠8:30~水沢峠⒑:00~水沢岳⒑:40~11:15~鎌ケ岳12:55~武平峠14:20~武平峠の駐車地14:30 所要時間 7時間45分 歩行距離 9.6㎞

約二時間かけて、縦走路の小岐須峠に到着。やはり前回同様2,3歩戻って、縦走路につなげて出発。
春爛漫、前回の仙ケ岳周辺でちらほら咲いていたアカヤシオがあちこちで咲いていて、これから歩く縦走路を綺麗に飾っているようだった。

鎌尾根歩きはいつも楽しいが、厳しいルートでもある。水沢峠から水沢岳まではザラザラで足場が悪い箇所があり慎重に歩く。「展望を楽しむにはもってこい」の場所なのに眺望どころではない・・・。
辿り着いた水沢岳で早いランチタイムをする。鎌尾根は人気で、若い登山者もあちこちでランチタイムをされていた。昼食後はまだまだ遠い鎌ケ岳に向かって再出発。
水沢岳からは、ガレ場が続く急降下が始まる。しっかりした木の根っこを掴み.慎重に下りる。アカヤシオどころではない。落ち着いたと思ったら今度は、難所のキノコ岩だ。
ザラザラの足場の中にきのこのような形をした岩があり、その間を慎重に下る。滋賀県側に目をやると谷が深く身がすくむ。クリア後、ホンの暫くは展望が楽しめて水分補給のいい場所もある。
束の間、今度は「衝立岩」が立ちはだかっている。左に回って岩を上がるが、これまた鎖や岩を掴んで「ヨイショ,コラショッ」で頑張る。
ここを過ぎても、厳しいガレ場や尖った岩場のアップダウンが続く。
頑張った分、鎌ケ岳は近くなり、私達も元気に変わっていく。

「これでもか!」と言わんばかりに巨岩、キレット、アップダウンが続く。時々はリーダーのサポートを受けながら難関を突破し、岳峠に到着した時にはホットした。水分補給の後、頂上に向かう。
頂上は狭く、登山者で賑わっていた。記念写真を撮って休憩後、武平峠に向かって下山を始める。下山路はザラザラで滑りやすくゴールの武平峠までが長く感じた。
所々では春リンドウが大、小の群落を成してキラキラと私達を癒してくれた。
いいお天気に恵まれて、きょうも皆さんと共にゴールできました、ありがとうございました。
スタート地へ車の回収に行き15:20頃に解散となる。

きょうの花:アカヤシオ、キランソウ、すみれ、イワウチワ、梅花オーレン、ショウジョウバカマ、ニシキゴロモ他、シャクナゲの蕾も大きくなってきた。    (F・N記)

第3回目

~~鈴鹿山脈分割縦走3回目~~

安楽峠から小岐須峠まで
山行日:令和5年4月4日(火)  晴れ
参加者:会員16名(男性2名、女性14名)
コース:安楽峠(7:00発)→臼杵ケ岳(7:50)→船石(8:35)→小太郎峠(8:50)→御所平南峰(9:20~30)→御所平(9:40)→ヨコネ(10:10)→御所峠→仙ケ岳(11:00~11:30)→小社峠(11:55)→犬返し険→宮指路岳(13:20~13:30)→小岐須峠(13:50)→カワラコバコース→小岐須奥駐車地(15:35)    
所要時間(8時間35分)歩行距離(11.8km)

 3回目縦走は前回下山した安楽峠から小岐須峠を目指す山行となるので下山場所である小岐須奥に集合し11名が3台の車に乗り合わせ、それとは別に椿神社第3駐車場に集合した5名は1台の車に乗り合わせて合計4台の車で出発地点の安楽峠に向かう。便乗者は安楽峠で下車し、車4台はそこから少し下った場所に3台駐車して、1台で安楽峠に戻る。こんなパズルの様な配車を考えたリーダーにアッパレを送ります。

安楽峠からの登りは、始めから傾斜のキツイ階段から始まるので、特にゆっくり歩くように心がけた。30分程度歩きカモシカ高原広場で衣服調整と水分補給をする。ここで東海自然歩道と別れ、本格的登山道に入る

 7時50分臼杵ケ岳に到着。天気も良く素晴らしい眺めが出迎えてくれた。
船石から小太郎峠を通過して植林帯の中を登りつめると御所平南峰の開けた場所に出た。休憩後、
滋賀県側の大きな険しい山並みと三重県側のタムシバの白い花と赤ヤシオのコラボの景色に感激。そして広々とした野原の様な登山道。この別世界の御所平を足取り軽く進める。御所平は錆びたフェンスがいたる所にあるので足を引っかけない様に注意が必要。

 ヨコネを過ぎ御所峠から辛い登りを我慢して11時仙ケ岳着。待望の昼食タイム。

昼食後小社峠まで下り、さあ今日最大のヤマ場。9回程のアップダウンとその先には緊張するザレ場(犬返しの険)を通り過ぎ宮指路岳に到着。大きな馬乗り岩を通過し小岐須峠に下り、カワラコバコースで下山。このコースは予想以上に荒れていた。12~14番の間、鎖やロープが設置されている場所は何度通っても緊張する場所である。

今回も16名全員無事下山出来てホッとしています。

 4回目縦走日も「良いお天気に恵まれます様に!」           (N.N記)

第2回目

~~鈴鹿山脈分割縦走 2回目~~  
      那須ケ原から安楽峠まで
山行日:令和5年3月28日(火)  晴れ
参加者:会員15名 (男性3名、女性12名)

ゴールの安楽峠に置き車し、約1時間かけてスタート地の参道橋へ移動
コース:参道橋6:55~登山口7:⒑~那須ケ原山8:00~三頭山8;25~坂下峠⒐:25~溝干山9:50~
高畑山⒑:15~10:40~鈴鹿峠11:50~三子山本峰12:45~四方草山本峰14:20~霧ケ岳14:40~錐山15:00
相場振山16:05~安楽峠16:15   所要時間:9時間20分  歩行距離:12.8㎞

那須ケ原山へ到着し、前回の縦走路へ1、2歩戻って「ハイ、きょうはここからスタート!!」っとばかりに今日の縦走をスタートした。いいお天気で皆さんの表情も明るい。
高畑山で少し早いランチタイムにする。三重県側、滋賀県側どちらも展望が良く、山並みの中に真っ白なタムシバがあちこちで満開の様子が見て取れた。
私のホームの山、綿向山も三山が大きく座っている。リーダーが新人会員さんに山座を案内。
鈴鹿峠からは、小さなアップダウンが始まる。きょうはロングなのでペースはゆっくりで、立休憩も入れて乗り切る。
三子山三山のアップダウンは、ひざ裏が引っ張れてキツイ!、しかしながら、三重県側の景色は素晴らしく、Ⅰ峰からは、仙ケ岳、鎌ケ岳の頭が見えている。四方草山の手前では、滋賀県側の綿向山もくっきりと見えて、だから稜線歩きは楽しい。

良い景色に見とれてばかりもいられない。きょうの縦走は標高こそ500~800位であるが、侮るなかれ次々とアップダウンがあり、特に三子山Ⅰ峰から四方草山(南峰)の間と、錐山を過ぎてからの急降下にはビビッてしまった。足場は悪くザラザラで両サイドが切れ落ちていて慎重に、慎重に下りた。

ゴールの安楽峠には、ほぼ予定通り16:00過ぎにゴール。
思わず皆で「バンザ~イ!」てんこ盛りのアップダウンと厳しいロングコースが無事に終了。
しかしゆっくりもしていられない、スタート地の参道橋へ置き車の回収が待っている。
朝と同じく1時間かけて回収し、やっと全員が解散となる。

厳しいコースを、皆で声を掛け合いながらクリアできました、皆さんお疲れさまでした。
3回目は、安楽峠~仙ケ岳を目指します、お楽しみに~。         (F・N記)

第1回目

~~鈴鹿山脈分割縦走1回目~~
油日岳から那須ケ原山まで
山行日:令和5年3月21日(火・祝)  晴れのち曇り
参加者:会員18名(男性5名、女性13名)
コース:櫟野ダム駐車地(7:10発)→尾根越えをして油日林道へ(7:55)→油日岳登山口(8:15)→県境稜線(8:55)→(9:03)油日岳(9:13)→賀茂岳(9:22)→忍者岳(9:42)→望油峠(9:50)→三国岳(10:00)→P686m(10:35)→(11:45)那須ケ原山(12:15)→登山口(12:55)→櫟野林道→駐車地(13:30)    
所要時間(6時間20分)歩行距離(8.7km)


 前回、2018年3月23日~5月18日の間の7日、女性ばかり6名で那須ケ原山から鞍掛峠まで鈴鹿山脈分割縦走を実施した。その後、当山岳会にドンドン入会者が増えたこともあり再度縦走計画をする。今回、南は油日岳から、北は谷山まで縦走距離を延ばす。当然山行日数も3日増え10日となる。3月21日の火曜日を始めとして毎週火曜日に実施する事とした。

 前日の天気予報では21日は15時頃から雨マークだったがその時刻には下山をしている予定と判断して決行とした。当日は関の「西の追分」に6:30集合し、5台の車に分乗して櫟野ダム横の駐車地まで移動。

本日は油日岳から那須ケ原山までが県境稜線歩行で、滋賀県側からアプローチしてまず油日岳を目指す。縦走スタートの山、油日岳に9:13着。頂上にある祠に縦走の安全登山のお参りをする。
 縦走路からほんの少し外れて三重県側にある加茂岳・忍者岳にもより位置の確認をする。
その後、望油峠からの岩魂のある登りは気を付けて歩を進める。
そして三重県側にある三国岳も位置の確認をする。

 ピークを右に巻いて次に先ほどより高いピークを登りきるが先には緩やかな下りがない。岩と根っこで構成された直角の下りがあるのみ。望油峠より厳しい箇所で自信がない人はバックで降りるように伝える。18人無事に下り安堵する。難所のキレットを通過。

 那須ケ原山までイヤになるほどの何度かのアツプダウンを歩き、とうとう那須ケ原山の祠が確認できてホッとする。11:45頂上の三角点にタッチ。祠に参拝する。
何はともあれランチタイム!

 下山はあまり利用がない櫟野コースを新鮮な気持ちで歩いて駐車地13:30着。
皆さんお疲れ様でした。解散10分後に雨がポツポツ降り出した。何とラッキーな事。
 2回目縦走日も「良いお天気に恵まれます様に!」            (K.Y記)

計画案(23/01/30)