6月例会山行 局が岳

6月16日(木曜日)局が岳、1029m 曇り、参加者7名。
6月11日(土)の予定だった局が岳を再実施する。
局が岳はピラミッド型の姿で「南伊勢の槍ヶ岳」と呼ばれている。堀坂山、白猪山、とともに伊勢3山の一つである。
 前回の実施日は好天続きの中で、その日だけが雨となり参加者も22名と大勢の皆様に楽しみにしていただいていたのに残念であった。
 下見でイナモリソウとササユリが見ごろの時期を設定していたので、早めの再催行を、と考えこの日を選んだ。前夜までの雨も上がり鈴鹿を6時45に出発。局が岳神社前に8時30分着。ここはトイレ、駐車場も広く管理が行き届いているので助かる。8時45分出発。前日の雨で濡れた林道を歩き大きな道標のある三叉路に着く。今回はここを右折して、登りは旧登山道を往き、下山は新登山道を周るコースをとる。林道の道端には花の盛りは過ぎていたが大きく茂ったオニルリソウ、クララ、ササユり、エビガライチゴ等が目を楽しませてくれた。広い林道より急登の旧登山道に入る。植林の中の急登だが道はしっかりしていて歩き易い。しかし湿度が高く汗がしたたり落ちる。水分補給しながらひたすら登る。旧登山道は展望はないが岩場もあり三多気の大洞山に似たゴロ石の場所もあり中央構造線の近くであることが感じさせられる。10時35分新道登山口と交差する小峠との合流点に着く。ここからは狭い細尾根と岩場である。両脇には緑の中にササユリやコアジサイが咲いている。岩場をひと登りするといきなり大展望の山頂に着く。山頂は狭いが大きな反射板と小さな祠が祀られている。下見の時にはあった大きなササユリは残念ながら鹿の食害で無残の姿であった。山頂からは東に伊勢湾、西に高見山と360度のロケーションを楽しめる。ここで昼食。雲が広がってきてガスってきたので、11時20分下山開始。頂上付近の岩場を注意深く降り小峠を通過し新登山道に入る、、霧でもやった幻想的な杉林の中の登山道を行く。暗くても道は広くて道標もしっかりしていて安心である。その中で今日の一番の目的の「イナモリソウ」が咲いていないか足元に目を凝らしながら歩く。しかし、葉は沢山確認できるが花は一輪も見当たらず、咲き終わった形が多数見られ、一週間遅かったかと残念だ。九十九折れの登山道を下り13時15分、林道沿いの新登山道口に着く。登山口前には広い新しい駐車場が出来ていた。ここからはアスファルトの林道を下る。両側には背の高さ以上に生い茂ったイタチハギ、クララ、苗代イチゴ、等植生豊かな植物を楽しみながら下山。13時30分駐車地の局が岳神社前に到着。その後、松阪市内にある北海道名付け親、大杉谷の登山道開拓の松浦武四郎記念館に向かう。丁度展示物の交換日で臨時休館になっていて入館できずこれも残念なことであった。

 初級の山と言いながら急登の登り続きで、おまけに雨上がりの蒸し暑さも加わり大汗をかいての登山であった。皆さまお疲れでした。来年は花の時期を合わせてまたお花見登山をしましょう。
ドライバーさんご協力ありがとうございました。