月例山行 白米城~堀坂山縦走(松阪) 

11月27日土曜日晴れ、参加者14名

今回の例会登山は松阪市の白米城から観音岳縦走である。
登山口の浄眼寺に駐車して堀坂峠に置車する。
天気予報は冬型になって午後より下り坂となり風強しの予報で、皆が真冬装備である。

8:50浄眼寺より登山開始、雑木林の中の広い登山道を賑やかに行く。
地元のお年寄りの散歩コースなのか沢山の人と行き交う『おはようございます!』『いらっしゃい』とにこやかに迎えてくれる。
気持ちが良い、これも文化なのだと思う。

9:36白米城(312m)着。
綺麗に刈り込まれた芝の広い台地の上にある白米城からは、晴れ渡った空の下、伊勢湾から知多、渥美半島、神島、朝熊山、布引山、鈴鹿山脈、名古屋市街と360°の絶景が広がっていた。
最高のロケーションだ。
この時期には富士山もよく見える日もあると居合わせた地元の方が教えてくれた。
この松阪弁がまたいい感じである。
残念ながらこの日は富士山は見えなかった。

集合写真を撮り出発、笹の小道を進み自然林の中の稜線を行き、植林帯の急坂を下ると10:05枳(からたち)峠に着、ここからが急な登りである。
北風が吹きつける中で、このコース一番の難所である岩場の長い急登をひたすらに登る。
斜面には、山桜の大木が多くあり花の頃はきっと見事だろうと思われる。

11:00鉢ケ峯(420m)着、風のない場所を探し岩陰で昼食休憩とする。
アップダウンを繰り返して鉢ケ峯南峰~岩内川の頭の稜線歩きをを楽しむ。
北風が強くなり厚い冬雲も現れて少しみぞれもぱらつく。

12:16堀場山着、ヘリコプターが上空を旋回し始めなにかを探している様子である。
爆音の下、日川富士分岐着、暫し目の前の救助ヘリコプターの活動の様子を見学したのち,日川富士(508m)山頂に登り12:30着。
分岐まで戻りコルに下る丁度救助者をピックアップした時でもあり、ヘリコプターの巻き上げた強い風で動きを止められる。
救助作業の困難さと残されたパーティーの方の心情を思う。

南南東に進み観音岳北峰をめざす。
このあたりから倒木も多く道も薄い。
13:00北峰着、しばらくいくと森林公園からの道と合流して右折、南西方向に向かい13:12観音岳着しばし松阪の景色を楽しんだ後、目の前の所々黄葉した掘坂山を見ながら掘坂峠の高を経て南下して掘坂峠に下る。
予定通りの時間に全員無事に14:00堀坂峠着。
寒い中みなさまお疲れ様でした。
行程8、4Km、下り=1019m、下り=608m