残雪の北穂高岳 (3160m)

北穂高岳と北穂沢
北穂高岳と北穂沢

期日:2018/0514-05/16
形態:個人山行 小屋2泊(単独行)
行動記録
5月14日(月) 快晴。
 鈴鹿~名古屋~(高速バス)~松本~(アルピコ交通)~上高地~横尾山荘(泊)
5月15日(火) 快晴
 横尾山荘~本谷橋~涸沢~北穂高岳~北穂高小屋(泊)    5月16日(水)快晴 

北穂高~横尾経由~上高地~(アルピコ交通)~松本~(JR)~名古屋~鈴鹿

前穂高岳と涸沢
前穂高岳と涸沢

行動概略
春の残雪期の北アルプスは、厳冬期と違って天気も安定し、楽しい山行が期待できるので、毎年の楽しみです。今年はGWに山岳会のメンバー計7人で、前穂高岳の独標へ登ったが、西穂山荘までの樹林帯には雪があったが、山荘から上の稜線上はほとんど雪が消えて、夏道歩きであった。それで雪の山を堪能したくて、北穂高岳へ行くことにした。急なことで、同行メンバーもなく単独行となった。
上高地から横尾までは、ちょうど二輪草の花盛りで、道の両側にこれでもかというくらい群れて咲いていて、それを愛でる観光客やハイカーも多くてにぎやかだったが、さすがに横尾山荘泊は10人前後と、GWの賑わいとはかけ離れていた。
ここ、横尾山荘は石鹸は使えないものの、立派な風呂もありとてもよい山小屋です。このすぐ槍沢を登ったところにある槍沢ロッヂにも風呂があり、こちらもよい雰囲気です。

横尾から本谷橋を越えて登って行くと、雪が出てきてしばらくでアイゼン装着して登りだした。谷に沿ってぐるりと回ると、前穂高岳の雄姿も見えてきて、もっと行くと奥穂高岳も険しい姿を見せて来た。
苦しい中を登って行き、涸沢ヒュッテで昼食。奥穂高へ登る小豆沢もすごいけれど、北穂高への北穂沢はもっと急勾配で圧倒的な迫力であった。一人で大丈夫かと心配もあるが、アイゼンを締め直しピッケルを手に、ヘルメットも着用していよいよ登攀開始。
すぐに息が切れてきて、足が止まりがちになる。雪ももう柔らかすぎて、アイゼンを着けていてもズルリと下がり気味になる。一度のキックではだめかとダブルキックして登るが、それでも靴がズルリと滑りとても疲れる。急傾斜にズルリなので疲れることおびただしい。     

北穂高岳頂上
北穂高岳頂上

1,2,3,4、・・・と歩数を数えながらゆっくりと登る。段々と涸沢ヒュッテの姿も小さくなり、向こう側の前穂高岳の高さも近づいてくる。しかし、上を仰ぎ見ればこれからの道はまだまだ遥か遠い。
ゆっくりと4時間かけて登るつもりであったが、結局5時間近くかかってしまった。
後で、同宿者に聞くと、速い人 は2時間弱とのことであったので、我ながら遅さにあきれるほどであった。    
幸い、天気は良かったので、ゆっくり時間をかけても登ることができ、頂上での絶景を楽しむことができた。
北穂高岳頂上直下の北穂高小屋(日本で一番高い所の山小屋)での宿泊は、6名ととても少なかった。
翌朝は、モルゲンロートを期待して、頂上にて日の出を待ったが、太陽の昇る辺りに薄い雲があり、モルゲンロートは見られなかったのが残念ででした。
下山は、もっと怖いと聞かされていたが、あまり恐怖感はなく、淡々と1時間ほどで涸沢まで下った。途中、状態の良いところでは、足で下らずに尻セードーで滑って楽しみながら下った。
徳澤園で、テラスに座って山菜そばを食べ、ゆったりとした気持ちになり、更に小梨平のキャンプ場で入浴し、汗を流して着替えしてサッパリした姿になり、修学旅行生や外人観光客でいっぱいの河童橋を抜けてバスターミナルへ。
一人の山行なので、同行者に迷惑をかけることも無く、ゆっくり登山を楽しめました。
                                 (MY記)